一般社団法人 日本臨床神経生理学会

学会について

理事長挨拶

 寒さ厳しき折、会員の皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、2017年11月28日社員総会において、選挙での理事選任および推薦理事、監事が承認され、新理事会が発足いたしました。そして、社員総会後に開催された臨時理事会において、飛松省三前理事長の後任として、理事長を拝命いたしました。日本臨床神経生理学会は長い歴史と伝統があり、その理事長を務めさせていただくことに身が引き締まるとともに、誠心誠意職務を全うする所存であります。

 日本臨床神経生理学会は、人間の健康上の諸問題に直結した臨床分野と、脳・神経・筋の機能解明のための基礎分野が一体となって、神経系を中心とする複雑なシステムの研究を推進する分野です。この分野を推進するためには、 “教育”がとても重要であると考えております。

 教育活動は、現在までさまざまな形として充実させて参りました。代表的なものは、学会主催セミナーとして神経筋診断セミナー、脳波セミナー・アドバンスコース、術中脳脊髄モニタリングセミナーなどがあり、高い評価をいただいておりますが、近年の医療技術の進歩も考慮に入れ,さらに充実させたく思います。

 また、今年度から医学教育助成の採択を受け、ライブデモ形式のWebセミナーを企画・開催し、当学会教育事業を配信して自己学習するe-learningシステムを構築します。目標はこれらを通じて臨床神経生理学の基本から知識や技術を学ぶことができるようになることです。

 近年、さまざまな領域での診断および治療機器の開発および疾患に対する新たな発見に、臨床神経生理学に基づいた診療や研究はその重要性を増しています。そして、その業績が新たな知見の探索、啓蒙に寄与することと、臨床神経生理学の質がさらに向上することを目指し、会員の皆様とともに輝かしい未来を構築して参りたく思います。

 学会認定制度は、学会専門医および専門技術師制度に変わり、全国に指導医や研修施設認定を配置することで、先端的に専門医・専門技術師制度が発展し、重要であるとした教育がさらに充実されるものと期待されます。

 臨床神経生理学会は、他の学会にはみられないほど多くの関連領域 (神経内科、精神神経科、小児神経科、脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科、検査科、基礎分野など)、多職種のもとに構成されています。そして,多くの分野の知識や技術が統合することで、診断だけではなく、評価および治療に貢献し、とても重要な位置を占めています。

 以上のことを踏まえ、今後も会員の皆様がしっかりとした教育を受け、素晴らしい診療や研究が成就するために、一丸となって輝ける未来を切り拓くことをお約束します。

 また、2018年1月より機関紙は完全にオンライン化され、論文はJ-STAGEからダウンロードできるようになることと,ホームページはできるだけリアルタイムに更新し、メール配信などにより最新の情報をお伝えします。さらには新規事業として、お手元に届くニュースレターも年2回発行する所存です。

 役員一同、今後とも会員の皆様から求められる社会的なニーズにも応えるような学会を運営して参ります。私も理事長として学会内外、世界に目を向けて微力ながら本学会の発展に寄与できるよう活動しいたします。

 最後になりますが、会員の皆様をはじめとする多くの方々からのご支援ご協力を賜れば幸甚です。

2018年1月吉日
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
理事長 正門由久